心の教育どうされていますか
核家族化が進み祖父母世代と一緒に暮らすご家族は少なくなっています。
都市部に仕事が集中しているという事もあり、田舎に帰りたくても仕事がなくて帰る事が出来ないということもあるでしょう。
少子化で兄弟や姉妹も少なくなり、お友達の数も昔より少なくなっています。
隣組や子供会なども年々少なくなり、地域とのお付き合いも希薄となっている現代は、子供たちの心が荒んでいるといわれています。
確かに昔と比較すると少年犯罪は多くなっています。
以前も少年犯罪などはありましたが、今ほど残酷な犯罪は本当に少なかったですし、これほどの数ではなかったはずです。
おじいちゃん、おばあちゃん世代が一緒に暮らしていると優しい子に育つなどといわれます。
もちろん、そうではない場合もありますが、お年寄りはいたわりなさいと言われながら育つのと、全く関係なく育つのでは違いがあるのではないかと感じます。
お子さんの心を癒し、優しい気持ちを湧き上がらせてくれるペットが、今、多くのご家庭でかわいがられているのも、お子さんの心の教育にペットが不可欠と考えるご家庭が多いのではないでしょうか。
家族の一員として大切なペットは、お子さんの心に何を与えてくれるのでしょうか。
ペットが与える豊かな心
我が家でも猫を飼っていますが、いつでも飼い主をまったりと待っていてくれるペットは本当に心を和らげてくれます。
子供が中学の頃に我が家にやってきた猫ですが、やはり子供が一番変わったと感じます。
何をするのも面倒と考えている子ですが、猫のごはん、おしっこの世話などは言えば嫌がらずにやるようになりました。
「俺もお腹がすくと元気が出ない、猫も一緒だよね」といいますし、最初は嫌がっていたペットの下の世話も、「俺もトイレが汚いと嫌だもんね」ときれいにしてくれるようになりました。
自分よりも弱いもの、自分が何かしてあげないと生活できないもの、自分をたよってくれるもの、全幅の信頼を寄せてくれる尊い存在だと気が付いたとき、ペットはきっと人の特別な存在になるのだと感じます。
暖かさ・命の尊さ
猫も犬も、その他の動物も命あるものだと知ること、ペットを飼う事は、命あるものの尊さ、暖かさを理解する事です。
大人になると年齢によっては友達が亡くなったり、親が亡くなったりして、人の死が非常に近いものと感じます。
でも子供はゲームの中でゲームの主人公が死んでも甦ったり、またリセットして最初からゲームをはじめれば当然のようにゲーム内にいるわけで、命、死というものを身近に感じることが昔よりも圧倒的に少ないのです。
飼っている動物が病気になると苦しそうにしている、心配になる、寿命や交通事故で死んでしまった、冷たく固くなり動かないことで悲しい、涙が出る、悔しい、生き返る事はないと理解します。
命は限りがある、だからこそ大切にしなければならないという事を、ペットを通して知るお子さんも多いのです。
ペットを飼うには家が狭い、しつけが大変そうなどの懸念を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
ペットを通して得ることの方が多いことを是非知ってほしいです。
また犬や猫などのペットを飼う場合は、人間の家族と同じように尊い命であることをしっかり肝に銘じ、病気や怪我をしてしまったときに対応できるようペット専用のペット保険(動物保険)に入っておくようにしてください。
近年医学の発達により、ペットが病気になっても手術や投薬を行えば長生きできる可能性が増えました。
ペットたちが最後の時まで全うできるよう育ててあげるのが飼い主の役目でもありますので、きちんと考えて家族を守ってあげてくださいね。